【クトゥルフ】能力値解説〜CONとは〜

クトゥルフ神話TRPG

クトゥルフの能力値の一つ、CON

本記事では、CONの概要から使用用途まで解説していきます

 

CONとは?

決定方法:6版=3D6、7版=3D6×5

CONとは(Constitution)の略称で、探索者の体力を表します

体力といっても様々なものがあります

持久力、タフネス、免疫力etc・・・

CoCでは、それらをまとめてCONで表しています

値が高ければ高いほどその探索者は健康だといえます

探索者の生活習慣がどの程度のものかをこの値から決めたりできます

値の目安

数値(6版) 数値(7版) 状態
0 0 死んでいる
1 1 病弱。病気は長引きがちで、おそらく助けなしでは行動できない
3 15 不健康、病気の発作を持つ、しょっちゅう痛みを感じるなど。
10 50 一般の健康人。
18 90 寒さに強く、頑丈で強壮。
19〜20 99 頑丈な体力で強い痛みに耐えることができる。人間の最大値。
28 140 人間の体力を超えている。(象など)
40+ 200 怪物的な体力で、ほとんどの地球上の病気を無視できる。

CONを参照する場面

CONを使用する場面について解説していきます

耐久力の決定

決定方法:6版=(CON+SIZ)÷2、7版=(CON+SIZ)÷10

耐久力は、RPGでいうHPに該当します

探索者がどの程度の痛みに耐えられるのかを表します

高ければ高いほど、探索者は生き残りやすいです

 

基本的に耐久力はあればあるだけいいです。(耐久力が高いほどまずいシナリオとかが無い限り)

 

CONロール

いわゆる対抗ロールと呼ばれるものです

探索者が服毒したり、重傷を負ってしまった時にこのロールを行います

前者の場合は生きていられるか/後者の場合は気絶するかどうかを判定します

毒について

6版ではCONとは別にPOTという値があり、それぞれの値を対抗させてロールを行なっていました

7版ではそれがなくなり、代わりに取り入れた毒がどの程度強いのかで表します

 

毒の強さ一覧表(7版)

負傷レベル ダメージ レベル
軽度 1D3 弱い酸、煙を吸う
中程度 1D6 強い酸、水が肺に入る
深刻 1D10 炎、弱い毒
致死的 2D10 時速50kmで走る車にはねられる、強い毒
致命的 4D10 3m以内での手榴弾やダイナマイトの爆発、致死的な毒

7版では、これらの毒のレベルとダイスの成功度で生存率を決めます。

ロールの結果どのようなことが起こるかはKPに委ねられています

服毒したことによって探索者にどのようなものが降りかかるのかは、KPが決めるのです

意識がもうろうとするかもしれませんし、しばらく目が見えないかもしれません。腹痛、嘔吐、下痢などの症状を出すこともあるでしょう

探索者が服毒をした時、あなたならどのような審判を下しますか・・・?

チェイスロール(7版のみ)

チェイスとは要するに追いかけっこのことです

追跡者と逃走者の2者がいる時にこのロールが行われます

チェイスロールでは基本的にMOVという値を参照します

探索者がどの程度速度を維持できるのかを、CONで判定することがあります

個人的にはチェイスでCONが使われる場面はあまり無いように感じます

まあオマケ知識程度のものですが、覚えておいて損はないでしょう

下記にMOVについても触れた記事を載せておきますので、参考にどうぞ

CONが高いことによるメリット

CONが高いメリットは

生存率が高いこと

これに尽きます

クトゥルフにおいて生存のために重要な値をランキングにするとしたら

第2位に来るのが体力・タフネスの高さです(一位は精神力)

怪異から逃げる時に多少の攻撃は受けるものです

それらの攻撃を受けられるか受けられないかで、生存への選択肢が増えるのです

死ぬまでの猶予=行動可能な範囲

と考えてもらえるとわかりやすいです

SIZとCONが高い探索者か、POWが高い探索者が初心者の方にはオススメです!

CONが低い場合はどうするの?

じゃあCONが低い探索者は生き残る確率が低いの?

そうお思いの方もいることでしょう

ですが、安心してください

案外そんなこともありません

耐久力や正気度は、あくまで「目の前の危機から生き残る」ための能力です

CoCには「危険を察知して近寄らないようにする」ための能力も存在します

それらは技能として取得が可能なので、それらの能力を取得することをオススメします

コラム:3種の神器

クトゥルフには3種の神器と呼ばれる探索技能が存在します。3種の神器とは目星、聞き耳、図書館の3つのことを指し、手がかりの捜索や身に迫る危機の察知等、様々な場面に使える万能技能です。ポイントが余ったらとりあえずこれらの技能に割り振ることをオススメします

根も歯もないことを言いますが、どんな探索者もロストするときは一瞬でロストします。これらの技能は、あくまで「探索の補助」をしてくれるにすぎません

まとめ

今回はCONについての解説でした

これらの能力値をどのように捉え、どのように扱うのか

結局、それらはPLであるみなさんに委ねられます

ただ、僕はこう思うのです

「探索者に設定された数値一つ一つに彼らの個性が現れる」と

良い探索者を作ると、彼らのバックストーリーなんかも考えちゃったりします

これがまた楽しいんですよ!

下に若気の至りで書いた探索の後日談を載せているので、気が向いたら読んでみてくださいね

みなさんがお気に入りの探索者に出会えるよう、祈っております

では、良いTRPGライフを!

以上、らっしー(twitter @rassi_2002)でした!

イラスト修行企画もよろしくお願いします!

 

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