
一味違うバトルがみたいなぁ

作り込まれたストーリーを読みたいな
今回はそんなみなさんにブッ刺さる「ギルティモンスターズ」と言う漫画を紹介していきます!
ギルティモンスターズとは?
「ソシャゲのモンスターたちが現実にいたらこうなる」って感じの漫画です
それでは、詳しい解説に行ってまいります
あらすじ
時は2017年、静岡ー
静かに、それでも確かに世界の滅亡が迫る中、主人公の永西 麦(ながにし ばく)はー
30歳にして職を失った。
そんな彼の元にギルティモンスターズβテスター当選のメールが届く
流されるままアプリを開いた彼は、人の持つ罪を具現化した存在であるギルモンとの戦いに身を投じることとなる
パーティメンバーのくの一お小夜と共に、βテスター”BAK”の人類の平和を守るため(?)の戦いがはじまるー
登場キャラ
永西 麦(ながにし ばく)
本作の主人公。30歳。フリーターだったが、バイト先が潰れたため無職に(サンジュッサイデムショーク)
ギルティモンスターズのβテスターに抽選で選ばれ、ギルモンの世界へ
同じくβテスターでありながらこのゲームに取り憑かれた「くの一お小夜」とパーティを組むことに
パーティメンバーのお小夜にめちゃくちゃ振り回されつつも、様々な罪と向き合うことで成長していく
くの一お小夜
同じく静岡在住のβテスター
かなりのゲーム廃人で、命を賭した戦いに躊躇なく突っ込む強靭な精神を持つ
発想力や咄嗟の判断力に優れており(元からあったものだが、このゲームを通して拍車がかかっている)、今までいくつものピンチを切り抜けてきた
有罪くん
「ギルモン」運営役員の一人
可愛い見た目とは裏腹に、普通にタバコ吸ったり酒飲んだりする
膨張する人類の罪によって世界が滅ぶことを知っており、人類を救うため(?)にアプリを作り出した
その割にはアプリユーザーの扱いが良いわけではなく、いまだに謎が多いキャラクター
無罪ちゃん
ギルモン運営者の一人。有罪くんと共にβテスターのチュートリアルを行なっている
可愛い感じの見た目をしているが、なかなかきつい性格
突然の状況に戸惑うバクに対して「早く動けやゴミカス」などと言い放つ
有罪くんと共に謎に包まれたキャラクター
ギルモン
この世界における主人公たちの敵、彼らは人間一人一人に内包された犯罪欲求です。罪状・前科などによってその強さは様々です
その罪状は詐欺や殺人から、自殺や人間関係の崩壊など様々です
罪状はギルモンの持つギミックを表し(詐欺なら相手を騙すギミックなど)、犯罪を重ねた回数は攻略難度の高さを表します
ギルモンは人間一人につき1体取り憑いており、それが討伐されるとその人物は今後の人生において2度と罪を犯さなくなります
見どころ
次にこの漫画の見どころを見ていきましょう
ソシャゲをテーマにしたバトル
この漫画における重要なテーマはソシャゲです
ソシャゲ自体は誰しもが触れたことがあるはず
それゆえに戦闘のルールが分かりやすいのです
ソシャゲ特有の小技みたいなものもありますし、裏ルールみたいなものもあるので、物語が進むごとにそれらが明かされてめちゃくちゃワクワクします
バトルの作り込み
この漫画におけるバトルは、
- ギルモン所持者の撮影→ギルモンの登録
- アプリで呼び出し
- 戦闘開始
の手順を踏んで進みます
不意に戦闘が開始されることは基本的になく、敵と主人公の立場は対等です
なので、戦闘の始まり→終わりまで
全てがきっちり作りきられているので、どれがベストバウトか悩むくらい不完全燃焼がないです
ギルモンのストーリー性
ギルモンを討伐すると、彼らがその人物の中に生まれた経緯が明かされます
ギルモン=人間の罪そのものなので、その人物が罪を犯すまでが明かされるわけですね
大きな罪(詐欺など)から自分達の身近にある罪まで、それらを犯してしまうまでの過去・心の移り変わりが詳細に明かされます
その中には思わず感情移入してしまうようなものも・・・
ギルモンの所持者たちの「実際にいそう」感がまたすごいですね
作者もしや経験者?ってくらい描写がうまくて引き込まれます
明かされる過程の中で「このギルモンのギミックってそういうことか!」っていう大きな気づきもあります
一見意味のないように思える描写にも大きな意味があるので、それを見つけるのもまたこの漫画の醍醐味です
主人公たちの行動動機
バクたちはこれをゲームとして楽しんでいるので、行動する理由が強くなるorガチャ引きたい以外にないです
バクの行動する理由がまた30歳無職らしくて面白い!
これから自殺する人を助けるためにギルモンと戦うのには超葛藤するのに、ガチャ石のためならボス級の強さを持つギルモンに簡単に突っ込みます笑
ダメ人間が衝動的にとった行動が結果的に世界をより良くすることにつながるっていうのがいいですね
こういうキャラってヒーローじゃないので人間味に溢れててめっちゃ親近感湧きますね。大好きです
作者の画力の向上
最初期のギルモンの絵はあまりうまいとは言えません(登場人物欄に載っけた僕の絵くらいです)
ただ、6話あたりをきっかけに作者さんの画力がぐんぐん向上していきます
担当さんなどがついたのでしょうか?
徐々にリアリティのある作画になっていくので、そういった「作者の成長」を楽しむことができるのもこの漫画の魅力です
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はインディーズ作品で僕のイチオシの「ギルティモンスターズ」に関する記事でした
現在はニコニコ漫画のみでの連載となっているので、あまり知名度はありません
バトルや伏線の描写の細かさなどはハンターハンターに通ずるものがありますね
ハンターハンターやGANTZが好きな方にはかなり刺さると思いますので、是非一読してみてください!
作者の小宮雀郎さんはTwitter(@jakurou)をやっているようですので、そちらを覗いてみても良いかもしれませんね
ギルティモンスターズの裏設定などを記したPixivFanBox(月額100円〜)もやられているようです
ギルティモンスターズ、マジで面白いのでぜひ読んでみてください!
以上、らっしー(twitter @rassi_blog)でした!
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