
能力値って高くとったほうがいいよね?
こういった方向けの記事となっております
みなさんこんにちは、管理人のらっしー(twitter @rassi_2002)です!
今回は能力値は高いほうがいい!という方に対しての
案外そうでもないかもよ?
という趣旨の記事です
先日セッションでめちゃくちゃ体格の良い探索者を作りまして、(STR20 SIZ16)そのキャラがロストしました
もちろん僕のプレイスキルの低さも要因ではあるのですが、プレイスキルの低さと親和性が最強に高かったが故に死んでしまった探索者でもあるのです(マジで死に向かうロールプレイだった)
体格が良すぎる探索者も考えものだな〜と学べるセッションになったので、その経験を踏まえて
体格の良いキャラが抱えるデメリットを話していきます
・体格の良いキャラのデメリット
・デメリットの対処法
体格(STR・SIZ)とは?
STRは探索者の筋力を表し、SIZは身長・体重を表す値です
どちらも6版においては3D6(6面ダイスを三回)で決定するので、基本的な最高値は18です
僕が今回作った探索者のSTRが20になっているのは、シナリオボーナスでSTRが加算されていたからですね
これらの値が高いと、通常の攻撃にダメージボーナスが入ったり、組み付きの際に成功率が上がったりと戦闘面での恩恵が多いです
ある程度の水準があると神話生物相手に互角に殴り合える化け物が誕生します
ちなみに下が体格ごとのダメージボーナスをまとめた表です
数値の目安
6版(STR+SIZ) | ダメージボーナス | 7版(STR+SIZ) | ダメージボーナス |
2~12 | −1D6 | 2~64 | −2 |
13~16 | −1D4 | 65~84 | −1 |
17~24 | +0 | 85~124 | +0 |
25~32 | +1D4 | 125~164 | +1D4 |
33~40 | +1D6 | 165~204 | +1D6 |
205~284 | +2D6 | ||
285~364 | +3D6 | ||
365~444 | +4D6 | ||
445~524 | +5D6 |
今回はSTR・SIZの高い探索者がどのようなプレイになるのか、そのプレイがどのような展開に繋がりかねないかを解説していきます
体格の良いキャラは脳筋になりやすい
まずこれが前提に存在します
体格の良いキャラは戦闘特化にして探索を行うことが多いですね
なのでロールプレイ上も脳筋プレイになりやすいです
脳筋プレイヤーになると
- 戦闘にすぐ首を突っ込む
- いざという時のパワープレイを行う(扉破壊、建物破壊など)
といった行動を取ったりできます
戦闘の際にはかなり頼りになる脳筋キャラですが、それゆえに起こってしまった悲劇を紹介していきます
体格が良いデメリットその1:活躍する場面超少ない
体格の良い探索者で探索を行なっている際にまず思ったのが
「あれ、思ってたよりできることないな・・・」
でした
それもそのはず。なんせCoCは「恐怖から逃れる」ことがテーマなのですから
そのテーマのもと作られたシナリオで恐怖に真っ向から立ち向かう探索者とか想定されてるはずありません
CoCのシナリオでは探索や謎解きが9割、戦闘はクライマックスのシーンでしか行われません
戦闘がないシナリオがザラにある世界なので、戦闘特化キャラが活躍する範囲は限られてしまうのです
体格が良いデメリットその2:戦闘が薄味で終わることが
これも経験しましたね
強すぎる探索者を作成してしまうと、ちょっとした神話生物程度ならワンパンしてしまいます
イニシアチブの高い探索者でもあった場合、先手必勝で殴り殺して終わります
実際にワンパンしてしまいました
望んでいた戦闘での活躍ではあるのですが、もう少しガッチリ戦いたかったな〜ともなってしまうのが体格の良すぎるキャラの悩みですね
まあ今回ワンパンした敵は前座的なもので、その後クッソ強い神話生物が控えていたんですがね
体格が良いデメリットその3:医療行為が致命傷に
みなさんご存知の通り、クトゥルフ神話TRPGには狂気というシステムが存在します
狂気に陥った探索者に探索を継続させるためには「精神分析」という技能を振る必要があるんですが
大抵の戦闘特化探索者はこの技能を取得していません(大問題)
別の療法として「こぶし」の技能を使用して「殴って目を覚まさせる」という行為を行うことができるんです・・・が!
そこで問題が発生
なんと医療行為としてのこぶしにもダメージボーナスは乗るのです
なので条件が悪いと1D3+1D6で最大9ダメージとかいう状況になることに
普通の探索者はHPが10〜12かそこらなので、こんなん食らったら致命傷ですね
といった形で狂気に陥った探索者相手に身動きが取れなくなってしまうことがあります
体格の良い探索者のデメリットその4:ソロだとすぐ死ぬ
これは今回の僕のロールプレイが悪かったとしか言えないんですが・・・
脳筋探索者は活躍する場が戦闘なので、比較的短命です
特に戦闘直後は注意です。ランナーズハイの如くテンションが上がっている状態なので、注意が散漫になりやすいです
僕はそれが原因で調子乗って即死オブジェクトに触れてロストしました
みなさんこれは肝に銘じておいてください
CoCにおいて生き残る確率が高いのは、戦闘力が高い探索者でも、賢い探索者でもありません
目の前に現れるであろう恐怖を察知し、地に這いつくばってそれが去ることを息を殺して待つことのできる臆病者こそ真に長命なのです・・・
これらに対処するたった一つの方法
これらに対処する方法は、慎重になること
以上体格の良い探索者のデメリットばかりを上げてきたのですが、もちろん彼らはそれを補ってあまりある魅力を有しています
慎重になることは、彼らの魅力をより輝かせるために必要なことでもあるのです
慎重になるための心構えとして必要なのは
探索者はヒーローではないということです
彼らはただの人間。人々の中では優れた技能を持っているのかもしれませんが、それも人間の範囲の中でのみ
神話的恐怖を前にした時にそれらが役に立つとは限りません
彼らが、そして自らがただの人間であると自覚し、情報を集めて生きながらえる手段を探しましょう
そうすれば活路が見えてくるはずです
コラム:脳筋ロールプレイを経験してみて
超楽しかったです
普段僕がやろうとしないプレイだったので、一体どんなものかと思っていたんですが
あの色々なことに突拍子もなく首を突っ込む感じ、最高でしたね
結果的に今回の探索者は死んでしまったのですが、とても思い出に残る楽しいセッションでした
今回の記事は脳筋プレイを否定するものではありません。別に長生きすることが正義ではないので
ただ、こうすれば長生きはできてたのかな?っていうのを僕の経験をもとにまとめてみました
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回は「体格の良いキャラに起こる悲劇」というテーマでした
僕も能力値が高いとかメリットでしかないじゃん!と思っていたので、今回の探索では色々と学ぶことができました
今後もさまざまな発信をしていきますので、どうかよろしくお願いいたします
それではみなさん、良いTRPGライフを!
以上、らっしー(twitter @rassi_2002)でした!
2.脳筋プレイはさまざまなデメリットを持つ
3.探索でできることが少なく、活躍場面が限られる
4.医療行為ができず、ソロでは比較的短命
5.これらのデメリットを回避したいのであれば、慎重になろう
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