
TRPGって何するゲームなの?

クトゥルフ神話って何?

クトゥルフ神話TRPGって何?どんなゲーム?
こう言った方向けの記事となります
みなさんこんにちは、管理人のらっしー(twitter @rassi_blog)です!
「最近TRPGとかクトゥルフっていう単語をトレンドで見かけるな〜」
と言った方が増えています
今回はそんな方に、クトゥルフ神話TRPGについてわかりやすく解説していきます
この記事を読み終えた頃には、みなさんは立派なTRPGプレイヤーになっていることでしょう!
・TRPGについて
・クトゥルフ神話について
・クトゥルフ神話TRPGの面白さ
・TRPGの遊び方
TRPGってどんなゲーム?
TRPGは(テーブルトークロールプレイングゲーム)の略称で、テーブルトークRPGとも呼ばれます
このゲームの大きな目標は複数の人が協力しながら、一つの物語を作り上げること
あなたはある世界の住人。あなたは自作したキャラクターを演じながら物語を進めていくのです
この世界において、あなたは何にでもなることが可能
盗賊の首魁にだってなれますし、英雄になることさえできます
ファンタジー世界の村人なんてのも良いですね
このゲームの大きな特徴は、ゲーム機などのデバイスを使わないこと
ゲーム上起こる処理を全て人間とダイスがこなすので、普段触れているゲームとはまた違った面白さを味わうことができます
以下が実際の進行例です
PL1・・・プレイヤー。ゲームを遊ぶ人
PL2・・・もう一人のプレイヤー
GM「あなた方が洞窟で探索を進めていると、目の前に宝箱が現れます」
PL1「おいおいお宝じゃねえか!と目をキラキラさせて宝箱に近づきます」
PL2「いやこんな浅いところにあるなんておかしくねえか?トラップを疑った方がいいだろ」
PL1「わかってねぇなぁ〜・・・トラップが仕掛けられてると思わせといてってやつよ!」
PL2「まあ待て。トラップの解除は俺の役割だろ?任せとけって。GM、宝箱にトラップがないか探ります」
GM「では鍵開けの応用でダイスを振ってください」
PL2「了解。(コロコロ)・・・成功!」
GM「チッさすがに引っかからないか。様子を観察したところ、これは宝箱の形をしたモンスターですね」
PL1「ヒェっ怖」
PL2「(ちょっとこのGM殺意高いんだけど)そうですね〜じゃあこの宝箱は危ないと伝えます」
PL1「え〜、本当にトラップかぁ?といってそろそろ近づきます」
PL2「その辺に落ちてた小石を宝箱に投げつけます」
GM「宝箱から凶悪な口が現れ、石をバリバリと飴玉のように噛み砕きますね」
PL1「うわっミミックかよ!」
PL2「そういうことだ。この宝箱は諦めるこったな」
特徴その1:システムというルールがある
TRPGを遊ぶ際には、自分の遊びたいシステムを決めます
システムとは普通のゲームでいうゲーム機のようなもの
世界観などの舞台設定やダイスロールの方法、所持品に関するルールなど遊ぶ際に必要な要素が詳細に記されています
クトゥルフ神話TRPG(正式名称:クトゥルフの呼び声)はTRPGシステムの一つ
システムはルールブックというものに記載されているので、遊びたいシステムのルールブックを入手して遊ぶというのが基本的な流れになりますね
特徴その2:ダイスで様々な判定を行う
普通のゲームは攻撃力などに応じてコンピュータがダメージを決定しますが
TRPGにおいてはその役割をダイスが担います
ここがこのゲームの面白いところで、どんなシステムやシナリオを遊ぶ際にも必ず運要素が絡んでくるんです
自分のお気に入りのキャラクターを演じながら、ダイスの出目に一喜一憂する・・・
TRPGにおいては失敗こそ楽しむチャンスなので、失敗した時は他プレイヤーやゲームマスターと一緒に楽しく笑うことができるのです
特徴その3:キャラクターを演じる「ロールプレイ」
TRPGをプレイする際には、自分の役割を演じるロールプレイを行います
演じるキャラクターは探偵や刑事かもしれませんし、戦士や魔法使いかもしれません
あなたは彼らのパーソナリティを決定し、演じるのです
キャラクターになりきる没入感がまたいいんですよね〜
クトゥルフ神話とは?
クトゥルフ神話とはH.P.ラブクラフトとその友人たちによって作られた創作神話体系のことです
TRPGにおけるシステムの一つでもありますね
この神話におけるテーマは迫り来る恐怖
彼らは決して滅んではおらず、今も地球や外の惑星にて目覚めの時を待っている。
彼らがもし目覚めてしまったのならーそこには、死すら終わりを迎える狂気が横たわっている
作家本人でない人が新しく作った設定を公式設定に組み込むシェアード・ワールドの形式をとっているので、自由+壮大な世界観が特徴でもあります
こういった自由度の高さから、クトゥルフ神話TRPGは日本で最も遊ばれているシステムでもあります
クトゥルフ神話TRPGの面白さ
「クトゥルフ神話TRPGって面白いの?」
面白いです
ここからはクトゥルフ神話TRPGの面白さを
- 狂気に陥る感覚
- ホラーへの没入感
- 探索者とプレイヤーの距離感
の3点から解説していきます
狂気に陥る感覚
クトゥルフの呼び声のシステムの大きな特徴は狂気
神話的現象や怪物に出会ってしまったとき、私たちは果たして正気を保てるのでしょうか?
それを表すのがこのゲームにおける狂気というルールです
探索者は狂気に染まれば染まるほど、神話の深淵に近づいていきます
あまりに非現実的な光景に精神が崩壊した時、圧倒的な恐怖が待ち構えているのです
ホラーへの没入感
このゲームにおいては、私たちは探索者を演じることになります
キャラクターの意識により近づくということなので、恐怖をより自分のものとして感じることができるのです
「あそこには何かが潜んでいるかもしれない」
「ここを乗り越えた時、自分は正気でいられないかもしれない」
そんな感覚をよりリアルに味わえるのも、このゲームの特徴
他のホラゲーとはまた違った没入感なので、プレイして体験してみてください!
探索者とプレイヤーの距離感が近い
本システムにおいて、探索者(=キャラ)はあくまで普通の人間です
他の人よりちょっと秀でたところがあるくらいの、マジで普通の人間です
他システムと違って、探索者を演じる際の自分とのギャップが少ないんですね
等身大の自分をそのままキャラに投影してみても良いですし、「いそう」な探索者を作って探索するのもありです
最初は自分と近しい個性を持つ探索者を作って、慣れてきたら自分と距離を離した探索者を作ってみても良いかもしれません
クトゥルフ神話TRPGはどうやったら遊べるの?
TRPGを遊ぶ場のことをセッションや卓と呼ぶのですが
現在はツールも発達しており、セッションにも2つの形式があります
それは
- 対面セッション
- オンラインセッション
対面セッションはルールブックとシナリオを持ち寄って行うセッション形式
オンラインセッションはパソコンなどを用いて通話をしながら行うセッション形式
現在はココフォリアやいあきゃらなどの優秀なツールが出たことにより、オンラインセッションの方が多く行われている印象ですね
それではそれぞれのセッションで遊ぶ手順について説明していきます
対面セッション
・キャラクターシート(ルールブックに付属。webサイトで調べても良い)
・メモ帳
・ペン
・ダイス(ダイスアプリでも良い)
対面セッションはツールが発展する前からあった形式です
この形式のメリットは何よりTRPGをやっている感が得られること
実際にダイスを振って、会話を楽しみながらセッションを楽しむ
セッションが終わった後は一緒にご飯を食べに行けたりするのも魅力の一つです
- TRPGをやっているor興味のある友人を誘う
- 遊ぶシステム/シナリオを決める
- ルールブックに則ってキャラ制作を行う
- レッツプレイ!
オンラインセッション
・パソコン
・いあきゃら
・ココフォリア
・ディスコード(通話アプリ)
オンラインセッションはツールの発達や、コロナ禍の影響もあり人気なセッション形式です
この形式のメリットは住む場所が遠い人とリアルタイムでセッションできること
顔を合わせずに行えるので対面が緊張するという方も楽しむことができ、比較的気軽に行えるのもメリットの一つと言えますね
- twitterなどで募集に応募 (クトゥルフ 卓募集などで検索
ルールブック未所持OKの文言がある場所にすると良い) - キャラ制作
- ゲームキーパー(KP)に制作したキャラを見せる
- 他プレイヤーがいるなら事前にキャラ同士の関係性を確認しておく
- レッツプレイ!
上記のツールは全て無料なので、気になったら覗いてみてくださいね
各セッション形式の特徴一覧
セッション形式 | メリット | 手軽さ |
対面 | TRPGをやっている感が得られる | リアルの友達を集めるのがちょっと難しいかも? |
オンライン | 距離にとらわれずできる 色々な人と知り合いになれる |
オンラインでの募集なので比較的簡単に遊べる |
長く遊ぶにはルールブックが必要
これはどのTRPGシステムにも言えることなのですが、長く遊んでいきたいならルールブックは必須です
ルールブックには膨大な量の情報が掲載されているので、これを見ずに全ての行動を処理するのはなかなか厳しいものがあります
ルールブックを購入することで、より一層セッションを楽しむことができます
ただ、クトゥルフのルルブ高いんですよね・・・(6,500円〜)
長いこと遊ぶのであれば十分元は取れるのですが、まだ触れたことのない方にはなかなか怖い値段です
初めて遊ぶのであればルルブ未所持が許される場所か、体験版のルールブックをダウンロードして軽く読んでおくと良いでしょう
セッションの雰囲気をつかみたいなら
ともあれTRPGはやった方が早いのですが・・・
「実際のセッションってどんな感じで進むの?」
「オンラインで声かけするのちょっと怖いな・・・」
そんな方におすすめなのがリプレイです!
リプレイとはセッションの様子を録音・編集して動画化/小説などの作品にしたもので、実際のセッションの様子を見ることができます
セッションは一度きり。同じシナリオでもプレイヤーによって全く違った展開になるので面白いですよ〜!
動画はYoutubeでクトゥルフ神話TRPGなどで検索をかければ出てくるので、ぜひ見てみてくださいな
初心者の方におすすめなのは「まにむ」さんが投稿している「笑いすぎて怖くない」シリーズですね
小説もpixivで無料のものがたくさんあるので、気になった方は見てみてくださいな
https://www.pixiv.net/tags/クトゥルフ神話TRPGリプレイ/novels
周りに経験者がいない場合
「対面セッションをやりたいけど、周りに経験者の人がいないなぁ」
こんな悩みを解決してくれるのがイベント・コンベです
全国では定期的に人が集まってTRPGを遊ぶイベントが開催されているので、経験者の人とセッションをしたい場合はこういったイベントに参加してみるのもアリ
イベントはワイワイ楽しくTRPGを遊ぶことのできる場所なので、僕も行ってみたいんですよね〜
誰か一緒に行きません?
イベントには参加費がかかるものもあります
また、イベントに参加するのであれば遊びたいシステムのルールブックは基本的に所持しておいた方が良いでしょう
イベントに参加したいという方は、全国のイベントをまとめたサイトがあるのでそこから情報を仕入れてみてください!
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